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WADA ドーピング対策強化で調査部門を設置

   

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WADA=世界アンチドーピング機構は12日行われた理事会で組織的なドーピングへの対策を強化するため、調査部門を設置することを決めました。

WADAの定例の理事会はカナダのモントリオールで、日本を含む世界各国の理事など40人余りが出席して開かれました。WADAは去年、ロシア陸上界の組織的なドーピングを認定しましたが、おととしのソチオリンピックを巡っても今月、アメリカのテレビ番組が金メダリスト4人を含む多くのロシア選手が筋肉増強作用があるステロイドを使っていた疑いを報じたほか、この日新たに有力紙「ニューヨーク・タイムズ」でロシアのドーピング検査所の元所長がスポーツ省の指示に基づいてドーピングや隠蔽工作を行っていたとして、詳細な手口を証言しました。
理事会ではこうした組織的なドーピングへの対策を強化するため、新たに調査部門を設けることを決め、専従の職員がドーピングに関する情報収集や調査活動に当たることになりました。
WADAのリーディー会長は「組織の調査能力が大幅に増すことになる。ソチオリンピックを巡るロシアの疑惑についても、直ちに調査していく」と話しました。
理事会ではこのほか、ドーピング検査態勢の強化に向け、各大会の主催者に代わって検査の実施主体となる、国際的な独立検査機関を設立することでも合意しました。

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WADA=世界アンチドーピング機構は12日行われた理事会で組織的なドーピングへの対策を強化するため、調査部門を設置することを決めました。

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