高校野球をめぐっては、ことしの春のセンバツで２試合連続で引き分け再試合になるなど、選手の負担を懸念する声があがっていて、高野連では試合に早く決着をつけるため、延長戦でランナーを置いた状態で攻撃を始める「タイブレーク」の導入について検討を続けています。

１３日は大阪市内で高野連の技術・振興委員会が開かれ、タイブレーク導入について全国の都道府県連盟に対して行ったアンケートの結果が発表されました。

アンケートには４０の連盟から意見が寄せられ、３８の連盟が導入に賛成だったということです。このほか、全国の３４の連盟が春の地方大会でタイブレークを導入しており、タイブレークに入ると、平均で１．３イニングで試合が終了していることも報告され、一定の成果があがっていることが確認されました。

こうしたことから、１３日の委員会は来年春のセンバツからタイブレークを導入する方向で意見がまとまり、ことし１１月の理事会で最終決定する見通しとなりました。